1月相場はトリッキーな相場が常?
2015年が明けて一週間が経過しました。
年始早々のNY株式相場や為替相場の下押し基調は、ちょうど昨年の今頃に起こったアルゼンチン危機や中国の信用問題(シャドーバンキング問題)を連想してしまいますが、昨年と現在の相場環境に共通することが「材料が足もとで起こった新たな事象ではない」ということ。
昨年のアルゼンチン危機に端を発する新興国問題は、半年以上前のバーナンキ前FRB議長による議会証言に伴う、いわゆる“バーナンキ・ショック”が時空を超えて、まさに“連想ゲーム”のように波及したことがその要因となったのは記憶に新しいところ。
今回マーケットにおいて取り沙汰されているギリシャ問題に関しても今に始まったことではなく、これを以て本格的なリスク回避の材料にするのは、いささか違和感を持たざるを得ません。
もう一つの材料である原油安についても、先進国経済にとってこの時期の原油安はまさに僥倖と言ってよく、一部石油関連企業の業績悪化等が伝えられているものの、全体バランスでは世界経済の下支え材料と考えていいのではないでしょうか?
1月相場は例年トリッキーな相場環境と捉え、リスク管理に重点を置きつつ、悲観的材料に惑わされないようにしたいものです。
年始早々のNY株式相場や為替相場の下押し基調は、ちょうど昨年の今頃に起こったアルゼンチン危機や中国の信用問題(シャドーバンキング問題)を連想してしまいますが、昨年と現在の相場環境に共通することが「材料が足もとで起こった新たな事象ではない」ということ。
昨年のアルゼンチン危機に端を発する新興国問題は、半年以上前のバーナンキ前FRB議長による議会証言に伴う、いわゆる“バーナンキ・ショック”が時空を超えて、まさに“連想ゲーム”のように波及したことがその要因となったのは記憶に新しいところ。
今回マーケットにおいて取り沙汰されているギリシャ問題に関しても今に始まったことではなく、これを以て本格的なリスク回避の材料にするのは、いささか違和感を持たざるを得ません。
もう一つの材料である原油安についても、先進国経済にとってこの時期の原油安はまさに僥倖と言ってよく、一部石油関連企業の業績悪化等が伝えられているものの、全体バランスでは世界経済の下支え材料と考えていいのではないでしょうか?
1月相場は例年トリッキーな相場環境と捉え、リスク管理に重点を置きつつ、悲観的材料に惑わされないようにしたいものです。