「休暇明けの欧米勢は?」=外為どっとコム総研 神田卓也

著者:神田卓也
投稿:2014/12/29 16:41

神経質に上下

東京市場のドル/円は、午前中こそ120.60円付近まで上昇したものの、午後に入り株価が下げに転じると120.10円台まで軟化するなど薄商いの中を神経質に上下した。

欧米勢本格復帰も

本日の海外市場は、多くの参加者がクリスマス休暇から本格的に復帰するが、月末・年末が近い上に、手掛かりに乏しいため取引は盛り上がりを欠く見込みだ。ドル/円は欧米株価の動向を気にしながら120円台を中心としたもみ合いが続く公算が大きい。

ギリシャは混乱の種にはならない見通し

なお、本日はギリシャ議会で大統領選挙の最終投票が予定されている。選出に必要な票数(180票)の獲得は困難な情勢だが、市場はこれをほぼ織り込んでいると見られ、大きな混乱には繋がりそうにない。
神田卓也
株式会社外為どっとコム総合研究所 取締役調査部長
配信元: 達人の予想