<私の相場観>=グランド・ウィン・パートナーズ・代表取締役 宮崎 康裕氏

配信元:みんかぶ
著者:MINKABU PRESS
投稿:2014/09/12 12:13
 8日に発表された4~6月期GDP改定値が、先月発表された速報値から下方修正されたことから上値の重い動きだったが、ここ1万6000円を目指す展開。黒田日銀総裁がある程度の円安を容認しているとの見方からドル円相場は週末に1ドル=107円台と一段と円安が進展。これを受けて、引き続き輸出関連株を中心に頑強な動きになっており、上昇基調には変化はないだろう。

 株価指数先物・オプションSQが通過したことで需給面での不安は後退。今後は、秋の臨時国会開催へ向けて法人税減税などを含めた政策面での新たな動きも予想される。海外での地政学リスクも現状では大きな不安はなく、10月に向けては1万6000円台が定着するとみている。厚生労働相にはGPIF改革に積極的とみられている塩崎氏が就任したことで株式への比重を高める動きも予想され、これも心理面で全般相場を下支えすることになりそうだ。

 新型スマートフォンやウエアラブル端末の普及に絡んでローム<6963.T>村田製作所<6981.T>日本航空電子工業<6807.T>などの電子部品関連。9月18日から開催される「東京ゲームショウ2014」に絡んでソニー<6758.T>スクウェア・エニックス・ホールディングス<9684.T>コーエーテクモホールディングス<3635.T>なども注目。


出所:株経通信(株式会社みんかぶ)
配信元: みんかぶ

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