＜みんかぶ・個人投資家の予想から＞＝「売り予想数上昇」２位にユビキタス

　「みんなの株式」が集計する「個人投資家の予想（最新４８時間）」の１４日１４時現在で、ユビキタス<3858.T>が「売り予想数上昇」で２位となっている。
　同社の株価は今年に入り軟調に推移し、１日には安値８５１円をつけるなど下値模索の展開にあったが、９日に組み込み機器向けネットワークプラットフォームソリューション「Ｕｂｉｑｕｉｔｏｕｓ　Ｎｅｔｗｏｒｋ　Ｆｒａｍｅｗｏｒｋ」が、ローム<6963.T>製ｉｎｓｉｄｅ規格準拠ベースバンドＬＳＩに採用されたと発表したことを受けて上昇に転じていた。１３日には、サイバートラスト（東京都港区）の端末認証サービスを利用し、スマートフォンと自動車に搭載された車載機を、デバイス証明書と生体認証技術によってドライバー個人を認証可能にする「ドライバーズ認証ソリューション」のプロトタイプを開発したと発表し、これを好感してこの日午前中には１５００円をつける場面があったが、３日間で約７５％の上昇から急ピッチの上昇に対する警戒感が高まっていた
　さらに、この日正午には本決算を発表し、１５年３月期業績予想について、売上高８億円（前期比４．６％増）、営業損益３億５０００万円の赤字（前期４億４１００万円の赤字）、純利益３億５３００万円（同５億４９００万円の赤字）の赤字継続を見込んでいると発表すると、市場予想の営業損益２億５０００万円の赤字を下回ったことから失望感が高まり、一気にマイナスに転じた。こうしたことが売り予想数の上昇につながっているのだろう。

ユビキタスの株価は１４時４３分現在１１４６円（▼９５円）


出所：株経通信（株式会社みんかぶ）