5月で連想することは!?
マーケットに携わっていた人に「5月のイメージは?」と聞くと、多くの方が「良い思い出がない」との回答。日本ではGW期間中で機関投資家不在。だからというわけではないでしょうが、ボラティリティが高くなり、しかも日本の個人投資家が嫌がる方向へと向かう傾向があります。
昨年、アベノミクスで右肩上がりの上昇に歯止めが掛かったのも5月22日のバーナンキ議長発言。フラッシュ・クラッシュが生じたのは2010年の5月6日でした(わずか10分の間にダウが9%の大幅下落。その原因として、高速取引を行うシステムをはじめ、複合要因が原因とされています)。奇しくも、米国では超高速取引が問題となっています。もちろん、今年もその通りになるとは言えませんが、相場の基本はリスクマネージメントです。資金を厚めにしておく、ポジションを軽くしておくなど“備えあれば、憂いなし!”です。