「所詮、通常モードでの動き」
本日の日経平均は379.54円高の13213.55円で取引を終了した。朝方は小幅高のスタートだったが、徐々に買い優勢の展開。大引けにかけては一段高となり、高値引けとなった。日経平均の日足チャートでは、下影陽線が出現。前日の高値を上回っており、強気のたすき線の形状となっている。下値の堅さを示唆しており、今度は上値を試す展開となりそうだ。そこで上昇突破がありうるのか、それを見極める必要がある。ただ、基本的にはボックス相場であり、直近数日間の値動きの範囲内。上昇幅は約400円と大きいように見えるが、実際の変動率は3%弱。「通常モード」での値動きであり、特に驚くことはない。目先は13600円付近に位置しているファンダメンタルズの壁を改めて確認する動きとなりそうだ。上海総合指数の下落幅は限定的であったが、基本的には中国リスクは何も解消されていない。6月末には多額の不良資産が表面化する可能性があり、決して警戒を緩めてはいけないのだ。