「米雇用統計に対する警戒感も」
本日の日経平均は26.49円安の12877.53円で取引を終了した。後場に一時13100円台まで上昇する場面があったが、その後は急速に値を消す展開。結局、前日比マイナスで終わった。相場が一時的に上昇したのは、GPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)が大引け後に資産構成を見直すとの報道があったから。「株式の運用比率が上がる」との観測が高まり、株価は急速に値を戻した。しかし、相変わらず円高傾向にあるほか、今晩の米雇用統計に対する警戒感が強く、積極的に上値を買い進む動きにはならなかった。日経平均の日足チャートでは、上影陽線が出現。上値の重さを示しており、現在の下落トレンドが続いていることを示唆している。