アメリカの出口戦略思惑で
20日の東京株式市場は、前週末17日の米国で円が、一時1ドル=103円30銭台まで売られたことなどを好感して買い優勢となった。17日の米株式市場では、5月の米消費者態度指数の大幅上昇で米景気回復への期待が強まり株価を押し上げたが、これは同時にFRB(米連邦準備制度理事会)の出口戦略(量的緩和策の縮小)の思惑にもつながり、円安・ドル高を誘発したためだ。日経平均株価終値は、前週末比222円高の1万5360円と連日で年初来高値を更新し、07年12月27日以来5年5カ月ぶりの高値水準となった。