「テクニカルの壁はまだ存在も、軸は上向き」
本日の日経平均は251.89円高の13568.37円で取引を終了した。朝方から米株高、円安を受けて買い先行となり、買い一巡後は高値圏での膠着相場。チャート的には高値警戒感が強く、ザラバ中は小幅な値動きとなった。日経平均の日足チャートでは窓(13338.75円―13529.44円)を空けて上昇。大きな窓が出現しており、現在が強気相場であることを鮮明に示唆している。同時に下方の大きな窓(12634.54円―12831.10円)を「埋めない窓」として認識。力強い上昇相場に突入していることを意味している。しかし、本日の高値は13611.58円となっており、前回SQ(13608.19円)をわずかに上回っただけ。「テクニカルの壁が崩壊した」とは言い難く、短期的な調整余地を残している。いったん下方の窓を埋めたあと、再度高値更新という動きを辿るのだろう。