ドル円、148.70円付近での推移=NY為替

著者:MINKABU PRESS
投稿:2024/10/11 00:31
 その後ドル円は148.70円付近での推移となっている。朝方発表になった9月の米消費者物価指数(CPI)と米新規失業保険申請件数を受けてドル売りの反応が見られ、ドル円も148.30円付近まで下落する場面が見られた。

 米CPIは予想を若干上回り、最近のインフレ圧力低下の一服感を示す内容となった。一方、米新規失業保険申請件数は予想を大きく上回り、雇用の冷え込みを示す内容となっている。ハリケーンの影響も指摘されているが、先週の力強い米雇用統計と合わせて労働市場の基調をFRBが正確に把握するのを複雑する内容ではある。

 米CPIについて市場では、11月の0.25%ポイントの利下げを正当化する内容との声も聞かれる。特にコア指数の上昇を指摘しているが、市場やFRBを心配させるほどの内容ではなく、市場の一部で出ている据え置きまではないとも述べている。

 ドル円は149.50円付近まで買い戻されていたが、再び150円を試す動きが拒まれた格好となっている。

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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