続落、米国や中国の景気悪化懸念が重し=NY原油概況

著者:MINKABU PRESS
投稿:2024/08/29 05:38
NY原油先物10月限(WTI)(終値)
1バレル=74.52(-1.01 -1.34%)

 ニューヨーク原油の期近は続落。米国や中国の景気悪化懸念が相場を圧迫した。不動産不況で中国経済の鈍化が続くと警戒されているほか、米国については利下げ開始の遅れによる景気悪化が意識されている。来月の米連邦公開市場委員会(FOMC)で利下げが始まる見通しだが、米雇用環境はすでに悪化しつつある。米国は世界最大、中国は米国に次ぐ石油消費大国。ただ、東西の政府が対立するリビアで減産が始まっていることや、パレスチナ自治区を巡る不透明感が相場を支えた。ガザ停戦協議にイスラム組織ハマスは引き続き出席しておらず、対話の見通しは不透明。

 時間外取引で10月限は下落。一時73.82ドルまで下げた。ただ、通常取引開始後は売りが一巡。マイナス圏を維持しつつ、売り買いが交錯した。

MINKABU PRESS

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