【本日の見通し】株式市場にらみ様子見ムードか

著者:MINKABU PRESS
投稿:2024/08/28 07:55
【本日の見通し】株式市場にらみ様子見ムードか
  
 昨日の海外市場でドル円は143円台までドル安となった。入札のあった2年債について、入札前から警戒感もあって利回りが低下、実際の入札を受けて低下幅が広がり、ドル売りにつながった。
 政策金利動向の影響を受けやすい2年債の動向がドルの重石となっている。
  
 流れ的にはもう少し下がありそうで、戻り売りの意識が強い。ただ、今日に関しては本日の米国株式市場引け後(日本時間29日午前5時20分)に予定されている米半導体大手エヌビディアの決算を意識して様子見ムードとなりそう。決算結果次第で米株式市場が大きく変動すると見られており、その他市場も決算発表前にやや動きにくい展開か。
  
 ドル円は143円台半ばから144円台半ばのレンジを中心とした推移か。
  
 ユーロドルはドル安の流れが支えも、1.12前後の重さもあり、値幅は抑えられている。今日も1.11台後半推移が見込まれる。
  
 ユーロ円はドル円の下げもあり160円台に落としてきた。この後もやや上値の重い展開か。ただ、ドル円同様に勢いのある展開にはなりにくそう。
  
 その他通貨では10時半に7月の消費者物価指数が発表される豪ドルに警戒。前回からの伸び鈍化が見込まれており、中銀が否定するものの、市場が期待している年内利下げ期待が強まるようだと豪ドル売りが見込まれる。
  
MINKABU PRESS 山岡和雅
 

このニュースはみんかぶ(FX/為替)から転載しています。

配信元: みんかぶ(FX/為替)

「#相場見通し」 の最新ニュース