午前:債券サマリー 先物は反落、前日の米債券安が影響

配信元:みんかぶ
著者:MINKABU PRESS
投稿:2024/08/27 11:41
 27日の債券市場で、先物中心限月9月限は反落。前日の米長期債相場が小幅ながら反落(金利は上昇)したことが影響した。

 26日の米長期金利は早期の米利下げ観測を背景に低下する場面があったものの、週内に複数の米国債入札が控えていることなどから上昇に転じた。この流れが東京市場に波及し、債券先物は寄り付き直後に一時144円69銭まで下押した。日経平均株価の下落が安全資産とされる債券の下支えとなったが、この日に実施される流動性供給入札(対象:残存期間15.5年超39年未満)の結果を見極めたいとして戻りは鈍かった。

 午前11時の先物9月限の終値は、前日比6銭安の144円75銭となった。一方、現物債市場で10年債の利回りは、前日比0.005%上昇の0.880%で推移している。

出所:MINKABU PRESS
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