アジア株は下落、ハイテク関連に売り 上海株下げ縮小、7月工業企業利益が昨年末以来の高水準

著者:MINKABU PRESS
投稿:2024/08/27 11:20
アジア株は下落、ハイテク関連に売り 上海株下げ縮小、7月工業企業利益が昨年末以来の高水準

東京時間11:05現在
香港ハンセン指数   17714.76(-83.97 -0.47%)
中国上海総合指数  2851.21(-3.01 -0.07%)
台湾加権指数     22129.85(-110.27 -0.50%)
韓国総合株価指数  2681.92(-16.09 -0.60%)
豪ASX200指数    8080.30(-4.22 -0.05%)

アジア株は総じて下落、ナスダックの下げを受けハイテク関連が下落している。28日の米半導体大手エヌビディアの四半期決算への警戒感が高まっているもよう。
中国と西側諸国の関係悪化も警戒されている。カナダ政府は米国に追随して中国の電気自動車に対し100%の関税を課すと発表した。鉄鋼・アルミニウムに対しても25%の関税を課すほか、太陽光発電や半導体、鉱物など他の分野に対する関税も計画している。これに対し、在カナダ中国大使館は中国は強く非難し断固として反対するとの声明を発表、中国企業の正当な権利と利益を守るために、あらゆる措置を講じると述べた。

上海株は小反落、工業企業利益を受け下げ幅を縮小している。きょう発表された中国7月の工業企業利益は前年比+4.1%と昨年末以来の高水準となった。

香港株は反落。きのうのナスダック下落を受け、JDドットコムやアリババ、美団、テンセントホールディングス、シャオミなどハイテク関連が総じて下落している。きのう上昇した不動産株も下落している。一方、原油高を好感して中国石油天然気や中国海洋石油などエネルギー関連の一角は上昇している。
オンライン旅行代理店の携程集団は3.3%高、約1カ月ぶり高値をつけている。第2四半期決算の純利益が前年同期比5倍の38億3000万元に急増したことが好感されている。清明節や労働節、端午節の連休中の旅行需要が回復した。

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