米外為市場サマリー:FRBによる大幅利下げ観測後退で一時147円50銭台に上伸
14日のニューヨーク外国為替市場のドル円相場は、1ドル=147円33銭前後と前日に比べて50銭弱のドル高・円安で取引を終えた。ユーロは1ユーロ=162円25銭前後と同80銭強のユーロ高・円安だった。
この日に米労働省が発表した7月の消費者物価指数(CPI)は、前年同月比の上昇率が2.9%と6月の3.0%から鈍化し、食品とエネルギーを除くコア指数の前年同期比の上昇率も3.2%と6月の3.3%を下回った。前日に発表された7月の米卸売物価指数(PPI)に続いてインフレ圧力の緩和が示されたことで、ドル円相場は一時146円50銭近辺まで軟化した。ただ、CPIの前月比の上昇率は0.2%と6月の0.1%低下から反転したほか、コア指数も0.2%と6月の0.1%を上回ったことから米連邦準備理事会(FRB)が9月に開始するとみられる利下げ幅は小幅にとどまるとの見方もあり、すぐにドル買いが流入。NYダウをはじめ米主要株価指数が上昇したこともドルの追い風となり、リスク選好的なドル買い・円売りに押し上げられるかたちで147円50銭台まで上伸する場面があった。一方、米長期金利が低下したことを手掛かりにユーロ買い・ドル売りが優勢で、つれて対円でもユーロが買われた。
ユーロは対ドルで1ユーロ=1.1012ドル前後と前日に比べて0.0020ドル弱のユーロ高・ドル安だった。
出所:MINKABU PRESS
この日に米労働省が発表した7月の消費者物価指数(CPI)は、前年同月比の上昇率が2.9%と6月の3.0%から鈍化し、食品とエネルギーを除くコア指数の前年同期比の上昇率も3.2%と6月の3.3%を下回った。前日に発表された7月の米卸売物価指数(PPI)に続いてインフレ圧力の緩和が示されたことで、ドル円相場は一時146円50銭近辺まで軟化した。ただ、CPIの前月比の上昇率は0.2%と6月の0.1%低下から反転したほか、コア指数も0.2%と6月の0.1%を上回ったことから米連邦準備理事会(FRB)が9月に開始するとみられる利下げ幅は小幅にとどまるとの見方もあり、すぐにドル買いが流入。NYダウをはじめ米主要株価指数が上昇したこともドルの追い風となり、リスク選好的なドル買い・円売りに押し上げられるかたちで147円50銭台まで上伸する場面があった。一方、米長期金利が低下したことを手掛かりにユーロ買い・ドル売りが優勢で、つれて対円でもユーロが買われた。
ユーロは対ドルで1ユーロ=1.1012ドル前後と前日に比べて0.0020ドル弱のユーロ高・ドル安だった。
出所:MINKABU PRESS
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