2日の米株式市場の概況、NYダウ610ドル安 雇用統計で米景気減速の警戒感強まる

配信元:みんかぶ
著者:MINKABU PRESS
投稿:2024/08/05 08:10
 2日の米株式市場では、NYダウが前日比610.71ドル安の3万9737.26ドルと大幅続落した。7月の米雇用統計は、非農業部門雇用者数が前月比で11万4000人の増加となり、市場予想を下回った。失業率は4.3%と前月の4.1%から上昇した。米国の景気減速リスクに対する警戒感が一段と強まり、運用リスクを回避する投資家の売りが加速。NYダウの下落幅は一時980ドル超となった。赤字決算と配当停止、大規模な人員削減を発表したインテル<INTC>が急落したことも、投資家心理を悪化させた。

ゴールドマン・サックス・グループ<GS>やJPモルガン・チェース<JPM>、アメリカン・エキスプレス<AXP>が大幅安となり、キャタピラー<CAT>やウォルト・ディズニー<DIS>、ボーイング<BA>が下値を模索。スナップ<SNAP>が大きく水準を切り下げた。半面、ユナイテッドヘルス・グループ<UNH>とトラベラーズ<TRV>、マクドナルド<MCD>が堅調に推移。ゴーダディ<GDDY>が高い。

ナスダック総合株価指数は417.981ポイント安の1万6776.164と大幅続落した。エヌビディア<NVDA>が売られ、アルファベット<GOOG>やメタ・プラットフォームズ<META>、マイクロソフト<MSFT>が軟調推移。テスラ<TSLA>が安い。一方、アップル<AAPL>は底堅く、EVゴー<EVGO>が上伸した。

出所:MINKABU PRESS
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