◆ 急落 - “150円”の大台割れ
見誤った…、まさか利上げに踏み切るとは…。
注目の「日銀会合」では、見方が割れていた政策金利を“引き上げ(0.00-0.01%→0.25%)”ました。
国債買入減額幅は概ね“想定通り(26年1-3月期に3兆円程度)”、表現こそやや変化も「緩和的な金融環境は維持」との文言も残りましたが、「金融政策正常化進展」との見方が高まりました。
一方でもう一つの注目「FOMC」は“据え置き”となり、パウエルFRB議長も『9月利下げ着手の可能性』を会見で示しました。
このため米10年債利回りは“4.02%”へと低下する場面が見られるなど、「日米金利差縮小」が強く意識されるに至っています。
こうして“円買い(戻し)”は急速に進行し、“200日移動平均線(昨日は151.650円)”を下回ると、そのままドル円は“150円の大台割れ”、そして本日に入って“149円割れ”へと急落するに至っています。
◆ ポイントは“148円半ば”…!?
個人的には“まさか”といった冒頭の利上げということになりますが、こうなってしまえば“往きつくところまで…”との思惑が台頭してもおかしくないところです。
そうなると“次なる下値メド”を探るということになりますが、“23/12/28~24/7/3の61.8%押し(148.537円)”が控えています。
下抜けるとさらに“往きつくところまで…”が台頭しかねない反面、“下値達成感”が台頭しないとも限らない…?
そして明日に「米雇用統計」を控えるスケジュール感になりますので、どこまでもというわけには…?
ここまでの急落は全く想定しておらず、いわゆる“曲がり屋”となっている筆者ですので、まだ楽観はできません。
それでも“直近戻り高値(7/30高値)”から“2日で7円弱”ということを踏まえれば、少なくとも自律反発的な“下げ渋り”が先行しやすいと見たいところです。
◆ ドル円 抵抗・支持ライン
※ボラティリティが拡大していますので、いつもより値幅を拡大しています。
153.892(7/31高値、7/30~7/31の38.2%戻し)
153.129(7/16~7/31の38.2%戻し)
153.006(7/30~7/31の61.8%戻し、日足・一目均衡表転換線、-1σ、大台)
152.749(ピボット1stレジスタンス)
152.509(7/3~7/31の23.6%戻し)
152.403(7/30~7/31の50%戻し)
152.000(大台)
上値5:151.740(7/30~7/31の38.2%戻し、7/16~7/31の23.6%戻し)
上値4:151.642(200日移動平均線)
上値3:151.098(月足・一目均衡表転換線)
上値2:151.000(大台)
上値1:150.897(50週移動平均線、7/30~7/31の38.2%戻し)
前営業日終値:150.028(大台)
下値1:149.592(7/31安値)
下値2:149.370(-2σ)
下値3:149.000(大台)
下値4:148.912(3/18-19安値)
下値5:148.537(23/12/28~24/7/3の61.8%押し)
148.449(ピボット1stサポート)
148.042(3/15安値、大台)
147.427(3/14安値)
147.232(3/13安値)
147.000(大台)
146.872(ピボット2ndサポート)
146.620(3/12安値)
146.480(3/8-11安値)
《11:05》
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