ハリス副大統領の浮上はドル押し上げ要因との見方=NY為替
トランプ前大統領に対抗する民主党の新たな大統領候補にハリス副大統領が浮上していることは、主にドルの押し上げ要因となるという。民主党候補の交代がもたらす当初の不透明感は、全体のリスク回避に拍車をかける公算が大きく、ドル上昇の絶好の機会になるとの見方が出ている。
モメンタムもドルに味方している。3週間に渡りドル上昇を見込む取引を縮小していた投機家や資産運用会社は、再びそうしたポジションを拡大している。投資家が米決算シーズンに目を向ける中、リスク選好が復活しても、必ずしもドルの妨げになるとは限らない。ドルとS&P500の間のかつては強い負の相関関係はいまではかなり薄れているという。
金利について市場は、年内に利下げが3回実施される可能性に期待を抱いているが、直近の金利見通し(ドット・プロット)でFOMC委員は年内の利下げ回数を僅か1回と予想している。最近の経済指標は、インフレがFRBの目標に近づきつつあることを示唆しており、早ければ9月にも利下げが実施される可能性を後押ししている。
しかし、民主党か共和党のいずれかが選挙戦でインフレの脅威を再燃させた場合、FRBが11月の大統領選に向けて利下げを停止する理由となり得るという。これらを踏まえると、ドルが上昇を再開し、6月下旬に付けた年初来高値を試す可能性はありそうだとしている。
USD/JPY 157.02 EUR/USD 1.0884 GBP/USD 1.2917
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
モメンタムもドルに味方している。3週間に渡りドル上昇を見込む取引を縮小していた投機家や資産運用会社は、再びそうしたポジションを拡大している。投資家が米決算シーズンに目を向ける中、リスク選好が復活しても、必ずしもドルの妨げになるとは限らない。ドルとS&P500の間のかつては強い負の相関関係はいまではかなり薄れているという。
金利について市場は、年内に利下げが3回実施される可能性に期待を抱いているが、直近の金利見通し(ドット・プロット)でFOMC委員は年内の利下げ回数を僅か1回と予想している。最近の経済指標は、インフレがFRBの目標に近づきつつあることを示唆しており、早ければ9月にも利下げが実施される可能性を後押ししている。
しかし、民主党か共和党のいずれかが選挙戦でインフレの脅威を再燃させた場合、FRBが11月の大統領選に向けて利下げを停止する理由となり得るという。これらを踏まえると、ドルが上昇を再開し、6月下旬に付けた年初来高値を試す可能性はありそうだとしている。
USD/JPY 157.02 EUR/USD 1.0884 GBP/USD 1.2917
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
このニュースはみんかぶ(FX/為替)から転載しています。
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