外為サマリー:河野氏の発言を受け一時157円80銭台に上伸

配信元:みんかぶ
著者:MINKABU PRESS
投稿:2024/07/19 15:17
外為サマリー:河野氏の発言を受け一時157円80銭台に上伸  19日の東京外国為替市場のドル円相場は、午後3時時点で1ドル=157円76銭前後と前日の午後5時時点に比べて1円50銭強のドル高・円安となっている。

 18日に発表された7月の米フィラデルフィア連銀製造業景況指数が改善したことなどを手掛かりに、同日のニューヨーク市場でドル買い・円売りが優勢だった流れを引き継いだ。また、きょうは週末の実質ゴトー日(5のつく日と10のつく日)で国内輸入企業など実需筋のドル買い需要が意識されやすい面もあった。仲値(午前9時55分頃に決まる金融機関が外国為替取引をする際の基準となるレート)通過後はドル買いが一服する場面もあったが、この日の時間外取引で米長期金利が上昇していたことから日米金利差の拡大を見込んだドル買い・円売りが断続的に流入。河野太郎デジタル担当相が閣議後の会見で「日銀に対して利上げを直接求めているわけではない」と述べたことが伝わると、円買いの巻き戻しでドル円相場は午後2時50分ごろに157円86銭まで上伸した。

 ユーロは対ドルで1ユーロ=1.0889ドル前後と前日の午後5時時点に比べて0.0040ドル強のユーロ安・ドル高。対円では1ユーロ=171円79銭前後と同1円00銭程度のユーロ高・円安で推移している。

出所:MINKABU PRESS
配信元: みんかぶ