午後のドル円は156円半ばまで上昇したあと伸び悩む=東京為替概況

著者:MINKABU PRESS
投稿:2024/07/18 15:23
午後のドル円は156円半ばまで上昇したあと伸び悩む=東京為替概況

 東京午後のドル円は一時156円半ばまで上昇したあと伸び悩んでいる。前日の海外市場のドル円は、河野デジタル相やトランプ前大統領の発言から日銀の追加利上げ観測と米早期利下げ観測が強まり、158円台から156円台に急落した。東京朝方は前日のドル安・円高の流れを引き継いで一段安となり、6月7日以来およそ1カ月ぶりの安値水準となる155.38付近ま下落。その後は買い戻しの動きが優勢となり、午前の下げを帳消しにすると、昼過ぎには一転して156.57付近まで上昇した。ただ、日経平均が900円超の大幅安となったことなどから上値は重く、東京終盤は再び156円台割れに沈む場面があった。
      
 ユーロ円は一時170円ちょうど付近まで下げたあと、一転して171.19付近まで上昇。その後は170円台後半まで押し戻されている。豪ドル円は午前に発表された6月の豪雇用統計の強い結果もあって、一時105円半ばまで上昇した。
    
 ユーロドルは弱含み。昼過ぎにかけてドル買い傾向となり一時1.0932付近まで下落した。もっとも朝から9ポイントレンジにとどまり、値動きは限定的となった。

 日本時間きょう午後9時15分には欧州中央銀行(ECB)政策金利の発表が予定されている。市場では今回は政策金利を据え置き、9月に追加利下げを決定するとの見方が広がっており、声明やラガルドECB総裁の会見に注目が集まっている。

MINKABU PRESS

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