明日の為替相場見通し=米CPI公表前で膠着感強まる
今晩から明日にかけての外国為替市場のドル円相場は、膠着感の強い展開が続きそうだ。予想レンジは1ドル=161円00~161円80銭。
米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長による9日の上院銀行委員会での議会証言を受け、ドル買いの流れが進んだ。10日の東京時間では、日経平均株価が史上最高値を連日で更新。株高によるリスク選好ムードが円売りを促す形となった。パウエル議長は米国時間10日に下院金融サービス委員会での議会証言に臨む予定だが、上院での証言内容を踏襲する公算が大きく、利下げ時期に関する具体的な言及は控えるとの見方が多い。市場の関心は11日の6月の米消費者物価指数(CPI)に移りつつあり、その結果を見極めたいとの姿勢が優勢となりそうだ。米国では10年物の国債入札が実施される。入札結果を受けた米金利の反応がドル円相場を上下させることも想定される。
海外ではこのほか、米5月卸売在庫と米MBA住宅ローン申請指数、米週間石油在庫統計などが公表される予定となっている。
出所:MINKABU PRESS
米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長による9日の上院銀行委員会での議会証言を受け、ドル買いの流れが進んだ。10日の東京時間では、日経平均株価が史上最高値を連日で更新。株高によるリスク選好ムードが円売りを促す形となった。パウエル議長は米国時間10日に下院金融サービス委員会での議会証言に臨む予定だが、上院での証言内容を踏襲する公算が大きく、利下げ時期に関する具体的な言及は控えるとの見方が多い。市場の関心は11日の6月の米消費者物価指数(CPI)に移りつつあり、その結果を見極めたいとの姿勢が優勢となりそうだ。米国では10年物の国債入札が実施される。入札結果を受けた米金利の反応がドル円相場を上下させることも想定される。
海外ではこのほか、米5月卸売在庫と米MBA住宅ローン申請指数、米週間石油在庫統計などが公表される予定となっている。
出所:MINKABU PRESS
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