日経225先物 32780 -380 (-1.14%)
TOPIX先物 2343.0 -16.0 (-0.67%)
日経225先物(12月限)は前日比380円安の3万2780円で取引を終了。寄り付きは3万3000円とシカゴ日経平均先物清算値(3万3050円)にサヤ寄せする形で、売りが先行して始まった。直後に3万3080円まで下げ渋ったものの、現物の取引開始直前に節目の3万3000円を割り込むと、前場中盤にかけて一時3万2720円まで売られた。売り一巡後はやや下げ幅を縮めたが、25日移動平均線を挟んで保ち合いを継続。後場半ばに3万2910円と25日線を突破する場面も見られたがリバウンド基調は強まらず、その後は同線を挟んだ保ち合いが続いた。
日経225先物は寄り付き後ほどなくして節目の3万3000円を下回り、さらに25日線水準まで下げたことにより、ヘッジが入りやすく、下へのバイアスが強まった格好である。米国市場ではハイテク株の弱い値動きが目立っていたため、指数インパクトの大きい値がさハイテク株の重荷となることは想定されていた。25日線までの調整によりいったんは一巡感が意識されやすく、前場半ば以降は25日線を挟んでの膠着だった。
12月限の先物・オプション特別清算指数算出(メジャーSQ)を控えて、ロールオーバー中心の展開だった。朝方こそヘッジに絡んだ商いがみられたが、その後はロング、ショートともに積極的に仕掛けてくる動きは限られていた。まずは調整一巡が意識されるものの、25日線を明確に下放れてくるようだと、一段とヘッジ対応の動きが強まりやすく、75日線やボリンジャーバンドの-1σが位置する3万2200円処が次のターゲットになりそうである。
なお、グローベックスの米株先物はマイナス圏で推移しており、若干ながらナスダック100指数の弱さが目立っている。エヌビディア
NT倍率は先物中心限月で13.99倍に低下した。一時13.96倍まで下げ、同水準に位置する25日線にタッチした。同線が支持線として機能した形だが、指数の重荷となったファーストリテイリング <9983> [東証P]のほか、東京エレクトロン <8035> [東証P]、アドバンテスト <6857> [東証P]などが引き続き弱含むようであれば、75日線の13.88倍辺りを想定しておく必要がありそうだ。
手口面(立会内)では、日経225先物はABNクリアリン証券が3万4086枚、ソシエテジェネラル証券が3万0211枚、野村証券が1万5608枚、みずほ証券が1万5131枚、モルガンMUFG証券が1万1659枚、SMBC日興証券が7550枚、JPモルガン証券が7041枚、バークレイズ証券が6848枚、BNPパリバ証券が6435枚、サスケハナ・ホンコンが5156枚だった。
TOPIX先物は、みずほ証券が7万9246枚、ソシエテジェネラル証券が7万5430枚、ABNクリアリン証券が4万0976枚、ゴールドマン証券が3万8908枚、モルガンMUFG証券が2万3848枚、野村証券が2万0787枚、JPモルガン証券が1万8237枚、バークレイズ証券が1万2605枚、ビーオブエー証券が9547枚、SMBC日興証券が9171枚だった。
株探ニュース
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