太平洋セメが続急伸、上期大幅黒字転換と250万株を上限とする自社株買いを好感
太平洋セメント<5233.T>が続急伸している。9日の取引終了後に発表した第2四半期累計(4~9月)連結決算が、売上高4185億5400万円(前年同期比11.3%増)、営業利益177億5200万円(前年同期3億1300万円の赤字)、最終利益136億1700万円(同164億5500万円の赤字)となり、大幅黒字転換したことが好感されている。
米国セメント事業が伸長したほか、国内セメント事業の価格改定効果で業績が改善した。また、資源事業における北海道・関西・中部地区での骨材の販売数量増や価格転嫁の浸透、建材・建築土木事業における地盤改良工事の好調やALC(軽量気泡コンクリート)及び建築材料の価格の適正化なども寄与した。
なお、24年3月期通期業績予想は、売上高は9200億円から8940億円(前期比10.4%増)へ下方修正したものの、営業利益580億円(同13.0倍)、最終利益400億円(前期332億600万円の赤字)は従来見通しを据え置いている。
同時に、上限を250万株(発行済み株数の2.12%)、または50億円とする自社株買いを実施すると発表しており、これも好材料視されているようだ。取得期間は11月10日から12月29日までで、株主への利益還元を図ることが目的としている。
出所:MINKABU PRESS
米国セメント事業が伸長したほか、国内セメント事業の価格改定効果で業績が改善した。また、資源事業における北海道・関西・中部地区での骨材の販売数量増や価格転嫁の浸透、建材・建築土木事業における地盤改良工事の好調やALC(軽量気泡コンクリート)及び建築材料の価格の適正化なども寄与した。
なお、24年3月期通期業績予想は、売上高は9200億円から8940億円(前期比10.4%増)へ下方修正したものの、営業利益580億円(同13.0倍)、最終利益400億円(前期332億600万円の赤字)は従来見通しを据え置いている。
同時に、上限を250万株(発行済み株数の2.12%)、または50億円とする自社株買いを実施すると発表しており、これも好材料視されているようだ。取得期間は11月10日から12月29日までで、株主への利益還元を図ることが目的としている。
出所:MINKABU PRESS
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