◆ さらに“上値模索”したが… - 一時“150円後半”も…
昨日は欧州タイム序盤にかけて、“150.780円”へとドル円が駆け上がる場面が見られました。
一方で「円買い介入」への思惑は根強く、不意に“149.841円”へと突き落とされるなど、不安定な動きを強いられています。
昨日発表の「米GDP」は、堅調な個人消費の影響もあって“約2年ぶりの高水準(+4.9%)”となりました。
ただ「新規失業保険申請件数」が“増加(21.0万件)”したこともあり、米インフレ圧力は高まらず、逆に緩和しました。
このため「米金融引き締め長期化」との思惑は後退、米10年債利回りが“低下(→4.83%)”する中、その後は“上値の重さ”が意識されました。
もっとも“下値の堅さ”は如何ともしがたく、“150円前半~半ば”で概ね推移したまま、昨日の取引を終えています。
◆ “実需絡み”への期待あるものの…?
本日は「スポット取引の月末最終応当日」となりますので、“実需絡み”の動意は期待されるところです。
ただ「中銀ウィーク」を控えた週末ということを考えれば、“その他(特に投機の動き)”は期待しづらいと見るのが自然です。
「米PCEコア・デフレータ」が予定されているだけに、その内容次第では“揺れ動く”という可能性はゼロではありません。
ただよほど乖離した数値でも出てこない限り、FOMCに向けた思惑が新たに台頭する可能性は低いといわざるを得ない…?
米10年債利回りが“上下どちらに放れるか(4.80-5.00%)”を見守りつつ、“150円台”にシフトチェンジした印象の強いドル円は“静かな動き”を想定したいところです。
利益確定売りが入りやすいということを踏まえれば、本日に関しては“やや上値の重さ”を意識しながら…。
◆ ドル円 抵抗・支持ライン
※ボラティリティが拡大していますので、いつもより値幅を拡大しています。
152.300(90/7/6高値)
151.952(22/10/21高値、大台)
151.771(ピボットハイブレイクアウト)
上値5:151.428(9/1~9/8-9/11の161.8%返し)
上値4:151.275(ピボット2ndレジスタンス)
上値3:151.000(大台)
上値2:150.780(10/26高値《年初来高値》、ピボット1stレジスタンス)
上値1:150.646(+2σ)
前営業日終値:150.388
下値1:150.000(大台、+1σ)
下値2:149.893(ピボット1stサポート)
下値3:149.793(10/25-26安値、日足・一目均衡表転換線、10/10~10/26の38.2%押し)
下値4:149.557(20日移動平均線)
下値5:149.481(10/3~10/26の38.2%押し、10/10~10/26の50%押し)
149.397(ピボット2ndサポート)
149.316(10/24安値)
149.163(10/10~10/26の61.8%押し)
149.080(10/3~10/26の50%押し、日足・一目均衡表基準線)
148.982(-1σ、大台、ピボットローブレイクアウト)
148.804(10/17安値)
148.679(10/3~10/26の61.8%押し)
148.428(10/11安値、-2σ)
148.248(10/5安値、50日移動平均線)
148.163(10/10安値)
《10:55》
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