日経平均は4日続伸、米エヌビディア決算で半導体株に買い

配信元:フィスコ
投稿:2023/08/24 15:50
*15:50JST 日経平均は4日続伸、米エヌビディア決算で半導体株に買い 日経平均は4日続伸。23日の米株式市場でダウ平均は184.15ドル高と3日ぶり反発、ナスダック総合指数は+1.59%と3日続伸。8月総合購買担当者景気指数(PMI)が予想を下回り、米長期金利が低下したことでハイテクが相場全体をけん引した。米株高を受けて日経平均は上昇スタート。半導体メーカーの米エヌビディアの好決算を材料にハイテク株が買われ、日経平均は朝方から200円近く上昇した。ただ、為替の円高が重しになり、その後はしばらく一進一退の展開。一方、香港ハンセン指数や時間外取引のナスダック100指数先物が上げ幅を広げたことが追い風となり、日経平均も大引けにかけて騰勢を強めると、終盤に32297.91円(287.65円高)まで上値を伸ばした。

 大引けの日経平均は前日比276.95円高の32287.21円となった。東証プライム市場の売買高は11億1050万株、売買代金は2兆9085億円だった。セクターでは鉱業、建設、石油・石炭製品が上昇率上位に並んだ一方、ゴム製品、輸送用機器、その他製品が下落率上位に並んだ。東証プライム市場の値上がり銘柄は全体の63%、対して値下がり銘柄は33%だった。

 個別では、ディスコ<6146>アドバンテスト<6857>東エレク<8035>が大幅に上昇し、米エヌビディアに製品供給しているイビデン<4062>は急伸し、ほか、新光電工<6967>、芝浦メカ<6590>デクセリアルズ<4980>などのハイテク・電子部品材料が大きく上昇した。生成AI(人工知能)関連も米エヌビディアの決算を材料に買われ、さくらインターネット<3778>、Appier<4180>ブレインパッド<3655>などが大幅高。ほか、INPEX<1605>、コスモエネHD<5021>の資源関連、鹿島<1812>大林組<1802>の建設などが上昇。今期2度目の自社株買いが評価された船井総研HD<9757>は急伸し、月次売上動向が好感されたしまむら<8227>は年初来高値を更新した。

 一方、為替の円高を背景にホンダ<7267>三菱自<7211>、SUBARU<7270>の自動車が全般軟調。村田製<6981>ソニーG<6758>などハイテクの一角が冴えない。中国景気の先行き不透明感からか、日ペHD<4612>ナブテスコ<6268>などの中国売上比率の高い銘柄が軟調。また、ギフティ<4449>メドレー<4480>など生成AIとの関連性が薄いグロース株の一角で下落する銘柄が見られた。

<YN>
配信元: フィスコ

関連銘柄

銘柄 株価 前日比
1,970.5
(12/30)
+7.0
(+0.35%)
1802
2,093.0
(12/30)
-7.5
(-0.35%)
1812
2,881.0
(12/30)
-10.5
(-0.36%)
1,237.0
(12/30)
+43.0
(+3.60%)
4,450.0
(12/30)
+60.0
(+1.36%)
4,775.0
(12/30)
+175.0
(+3.80%)
1,460.0
(12/30)
-10.0
(-0.68%)
1,296.0
(12/30)
+4.0
(+0.30%)
3,835.0
(12/30)
+45.0
(+1.18%)
1,023.5
(12/30)
-23.0
(-2.19%)
2,471.5
(12/30)
-32.5
(-1.29%)
6,929.0
(12/30)
-17.0
(-0.24%)
42,730.0
(12/30)
-1,030.0
(-2.35%)
2,808.0
(12/30)
+12.5
(+0.44%)
8,000.0
(12/30)
-140.0
(-1.71%)
3,369.0
(12/30)
-48.0
(-1.40%)
9,198.0
(12/30)
-249.0
(-2.63%)
5,705.0
(12/30)
+15.0
(+0.26%)
2,559.5
(12/30)
-6.0
(-0.23%)
532.6
(12/30)
-17.5
(-3.18%)
7267
1,535.0
(12/30)
+4.0
(+0.26%)
2,821.0
(12/30)
-2.0
(-0.07%)
24,185.0
(12/30)
-195.0
(-0.79%)
8,814.0
(12/30)
-199.0
(-2.20%)
2,390.0
(12/30)
+67.0
(+2.88%)