再度、高値を狙うには・・・
日経平均はさすがに4月末から15%近く上昇したこともあり、上がったところでは利食い売りが出てきている模様です。
今年に入り日本株が上がった要因は【外国人投資家の日本株買い】です。外国人投資家が世界的に割安な日本株を買った結果が今の株高の理由です。その外国人投資家が6月下旬から日本株を売り越しに転じたことが今の日本株の小康状態の理由でしょう。
ではここから・・・
・外国人投資家がまた日本株を買ってくるのか?
・外国人投資家がさらに日本株を売ってくるのか?
を予想するにあたって押さえておきたいのが【商社株の値動き】です。
商社株は今年に入り外国人投資家が大きく買ってきた業種で、
・8058三菱商事 4283円(22年12月) → 7455円(6月高値)
・8002丸紅 1515円(22年12月) → 2705円(6月高値)
と今年に入り大きく上昇しています。
商社株はPER、PBRともに低く業績好調で外国人投資家にとって買われやすい銘柄なのでしょう。そんな商社株が6月下旬以降緩やかな下落トレンドに入っています。この下げこそが外国人投資家の売りの影響だと考えているのですが、日本株全体の動向の先行指標として商社株の値動きを私は見るようにしています。
今のところ商社株はようやく下げ止まり、緩やかに戻りつつあります。このまま順調に戻れば、その流れが日本株全体にひろがり、再度の高値更新があってもおかしくはありません。いずれにせよ相場の先行きを考えるにあたって商社株の値動きは監視しておきましょう。
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