東京株式(大引け)=565円安、半導体関連はじめリスクオフ一色の展開に

大引けの日経平均株価は前営業日比565円68銭安の3万2773円02銭と大幅に3日続落。プライム市場の売買高概算は15億18万株、売買代金概算は3兆5698億円。値上がり銘柄数は318、対して値下がり銘柄数は1477、変わらずは40銘柄だった。
きょうの東京市場は朝方売り優勢で始まった後は3万3000円台近辺の往来となったが、後場に入ると先物主導で一段安に売り込まれた。世界景気の減速懸念やFRBの利上げ継続に対する警戒感がくすぶるなか、前日の欧米株市場が軟調に推移したことで、その流れを引き継ぐ形となった。今週末と来週明けに予想されるETF分配金捻出のための売りも警戒されている。また、大株主の一斉売却が発表されたソシオネクスがウリ気配で推移し、これが半導体関連株全般に波及したことで日経平均の下げを助長した。今週末に発表が予定される6月の米雇用統計を前に積極的に買い向かう動きは見られなかった。業種別では33業種中31業種が安く、値下がり銘柄数は全体の8割を占めている。
個別では、ソシオネクスト<6526.T>がストップ安で売り物を残したほか、レーザーテック<6920.T>、アドバンテスト<6857.T>、東京エレクトロン<8035.T>、ディスコ<6146.T>、ルネサスエレクトロニクス<6723.T>など半導体主力銘柄が軒並み下落した。三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306.T>などメガバンクが売られ、ダイキン工業<6367.T>、キーエンス<6861.T>なども安い。ファーストリテイリング<9983.T>も下値を試す展開に。ANYCOLOR<5032.T>が急落、サンケン電気<6707.T>、HEROZ<4382.T>も大幅安。
半面、神戸製鋼所<5406.T>が堅調、楽天グループ<4755.T>も買いが優勢だった。富士通<6702.T>が高く、スズキ<7269.T>も頑強な値動きをみせた。エスプール<2471.T>がストップ高に買われ、レオパレス21<8848.T>、三井海洋開発<6269.T>も物色人気。gumi<3903.T>、三櫻工業<6584.T>も上昇した。
出所:MINKABU PRESS
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