日米ともに株式市場が好調です。
米国ダウ指数も高値まであと9%弱にせまり、日経平均株価も30000円が視野に入ってきました。好調な日本株、米国株はこのまま上昇していくのか?それともまた下落するのか?今回はやや中長期的な視点で私の考えをお伝えします。
まず今の株式市場にとって一番のリスクは、【インフレによる景気悪化】です。
資源高から始まったインフレ懸念ですが、足もとの経済指標ではやや景気後退をしめす結果となっており、インフレ懸念は弱まりつつあります。一方、企業業績を見ても、思いっきり悪化しているというよりは、想定どおりの業績となっており、企業業績も良好です。
このようにみると、今の状況は、【インフレも弱まり、景気も悪くない状況】と言えるでしょう。
ここから再度インフレが進めば、FRBが金融引き締めを強化し、その結果、株価が下落・・・というシナリオもありますが、現段階ではそれほど可能性は高くないのかもしれません。加えて米国株も徐々に持ち直しつつあります。米ダウ指数に関しては高値まであと9%弱までに到達しており、年内の米ダウ指数の高値更新もありえるのではないかと考えています。
このように今の米国株の環境は中長期で見ると良好な状態です。ロシア・ウクライナ問題やコロナの影響等もまだありますが、米ダウ指数はそれらを織り込んでも上昇を続ける可能性が高そうです。
一方、日本株に関しては、基本的には米国株に連動する動きとなりそうですが、米国に比べると金融引き締めが緩やかにとどまっている点が気がかりで、上値の重たい展開となりそうです。
このように考えると、ここから年末にかけては日米ともに株価上昇の可能性が高いのではないかと考えています。もちろん短期的には急落等もあり得ますが、そのタイミングが絶好の押し目買いのチャンスになるかもしれません。
ようやく悲観的な相場が終わった可能性が高いです。ここから先は上昇相場対策をしっかりとしておいたほうがよいかもしれません。今のうちにしっかりと上昇相場対策をしておきましょう。
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