午後:債券サマリー 先物は続伸、欧米金利の低下が支援材料
24日の債券市場で、先物中心限月9月限は続伸。欧米景気の減速懸念を背景に、前日の海外市場で米国債やドイツ債が買われたことが国内債の支援材料となった。
23日に発表された前週分の米新規失業保険申請件数や6月の米製造業購買担当者景気指数(PMI)速報値が低調だったことを受け、同日の米長期金利は一時3.00%と2週間ぶりの水準まで低下。6月のユーロ圏製造業PMI速報値が市場予想を下回ったことで、ドイツやフランスの10年債利回りも低下し、この流れが東京市場に波及した。また、総務省が朝方発表した5月の消費者物価指数(CPI)で、変動の大きい生鮮食品を除く総合指数の前年同月比の上昇率が2.1%と前月から横ばいだったことから、日銀による金融緩和の縮小思惑が後退したことも債券買いにつながった。市場では世界的な金融引き締めの動きが景気を冷やすとの見方が強まっており、債券先物は引け間際に148円80銭台に乗せる場面があった。
先物9月限の終値は前日比39銭高の148円77銭となった。現物債市場で10年債の利回りは、前日比0.010%低下の0.220%で推移している。
出所:MINKABU PRESS
23日に発表された前週分の米新規失業保険申請件数や6月の米製造業購買担当者景気指数(PMI)速報値が低調だったことを受け、同日の米長期金利は一時3.00%と2週間ぶりの水準まで低下。6月のユーロ圏製造業PMI速報値が市場予想を下回ったことで、ドイツやフランスの10年債利回りも低下し、この流れが東京市場に波及した。また、総務省が朝方発表した5月の消費者物価指数(CPI)で、変動の大きい生鮮食品を除く総合指数の前年同月比の上昇率が2.1%と前月から横ばいだったことから、日銀による金融緩和の縮小思惑が後退したことも債券買いにつながった。市場では世界的な金融引き締めの動きが景気を冷やすとの見方が強まっており、債券先物は引け間際に148円80銭台に乗せる場面があった。
先物9月限の終値は前日比39銭高の148円77銭となった。現物債市場で10年債の利回りは、前日比0.010%低下の0.220%で推移している。
出所:MINKABU PRESS
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