6日の株式相場見通し=売り優勢、米ハイテク株安を警戒

配信元:みんかぶ
著者:MINKABU PRESS
投稿:2022/06/06 08:00
 6日の東京株式市場は、主力株を中心に目先利益確定売り優勢の展開となりそうだ。日経平均は2万7000円台半ばまで水準を切り下げる展開が予想される。前週末の米国株市場では主要株指数が揃って下落。注目された5月の米雇用統計は非農業部門の雇用者数の伸びが市場コンセンサスを上回ったことで、FRBによる金融引き締め強化への警戒感が広がり、全体相場の売り材料となった。米10年債利回りが一時2.98%と3%台目前まで上昇したことを受けハイテクセクターへの売り圧力が強まり、ナスダック総合株価指数の下落率の高さが目立った。東京市場では5月下旬以降、日経平均やTOPIXが米株市場の主要株指数と比較して相対的に強い動きを示しているが、きょうも下値では押し目買いニーズが表面化する可能性があり、日経平均の下げ幅は限定的なものにとどまるケースも考えられる。外国為替市場ではドル買いの動きが活発化し、一時1ドル=131円台近辺まで円安が進行したことも、自動車やハイテクなど輸出株には追い風材料となりやすい。

 3日の米国株式市場では、NYダウ平均株価が前営業日比348ドル58セント安の3万2899ドル70セントと反落。ナスダック総合株価指数は同304.164ポイント安の1万2012.734だった。

 日程面では、きょうは5月の輸入車販売、5月の車名別新車・軽自動車華倍など。海外では5月の財新中国非製造業PMIなど。

出所:MINKABU PRESS
配信元: みんかぶ

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