後場の日経平均は278円高でスタート、ルネサスやソフトバンクGが高い

配信元:フィスコ
投稿:2022/04/14 12:59
[日経平均株価・TOPIX(表)]

日経平均;27121.84;+278.35TOPIX;1902.68;+12.62


[後場寄り付き概況]
 後場の日経平均は前日比278.35円高の27121.84円と、前引け(27182.50円)から上げ幅を縮めてスタート。ランチタイム中の225先物は27110円~27190円のレンジで後半にかけて軟調もみ合い。ドル・円は1ドル=125.10-20円と朝方から30銭ほど円高・ドル安水準での動き。アジア市況では中国上海総合指数および香港ハンセン指数ともに堅調推移。米国での物価指標の発表が一巡し、インフレピークアウトの見方もあるなか、米長期金利の上昇が一服していることが買い安心感を誘っている。また、中国人民銀行(中央銀行)が預金準備率を引き下げる可能性が高いと伝わっており、アジア市況が堅調に推移していることも投資家心理を支えている。こうした背景から、後場の日経平均は引き続き堅調にスタートを切った。ただ、前日からの上昇で75日線手前まで戻してきていただけに、リバウンド一服感も台頭しているもよう。後場の寄り付き後に値を崩す動きも見られている。

 セクターでは空運、鉱業、非鉄金属などが上昇率上位に並んでいる一方、水産・農林、サービス、銀行などが下落率上位に並んでいる。東証プライム市場の売買代金上位では、東京電力HD<9501>塩野義<4507>ルネサス<6723>、ソフトバンクG<9984>郵船<9101>、INPEX<1605>、ファーストリテ<9983>、JR東<9020>などが大幅高。一方、スノーピーク<7816>が急落しており、ほか、ベイカレント<6532>ローツェ<6323>、SHIFT<3697>、Sansan<4443>なども下落している。
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