日経平均株価が一進一退の展開となっています。
4日より新市場区分が開始され、日経平均は続伸しています。米国ハイテク株の上昇の流れを受け、日経平均も東京エレクトロン<8035>やアドバンテスト<6857>といった値がさのハイテク株が日経平均の上昇をけん引しました。
しかし、上昇したとこでは利益確定売りが出て、上値が重い展開となっているようです。特に、28000円の壁は厚く、5日も200円近く上がったかと思えば戻り売りに押される展開で方向感のない展開となっています。ロシアがウクライナに侵攻を開始したときの急落から侵攻前の水準にまで株価は戻りました。
ここからの相場の焦点としては【2023年3月期の企業業績(予想)】に移りそうです。
相場全体で見ると3月は
・ロシアとウクライナの戦争
・米国の金融引き締め(金利上昇)
が相場の懸念材料でしたが、4月に入りこの2つに関してはほぼ相場に織り込まれており、ロシアが核を使ったりすることがなければ特段懸念材料にはならなさそうです。
それよりも、4月下旬より本格化する次の決算発表に市場の関心は移りつつあります。
特に今回、注意しておいたほうがよい業種としては
・為替が円安だと業績が悪化する業種
・資源価格の高騰が業績に悪影響を与えやすい業種
でしょう。特に為替は円安に大きく動いており、来期の業績予想で、円安により業績が悪化する企業が結構あるかもしれません。もし長期保有している銘柄があれば一度四季報で来期の業績を確認しておくことをおすすめします。
ぜひチェックしておいてくださいね。
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