外為サマリー:1ドル114円71銭付近までじり高、米国債利回りの上昇継続でドル全面高

配信元:みんかぶ
著者:MINKABU PRESS
投稿:2022/01/19 10:09
外為サマリー:1ドル114円71銭付近までじり高、米国債利回りの上昇継続でドル全面高  19日の東京外国為替市場のドル円相場は、午前10時時点で1ドル=114円68銭近辺で推移しており、前日の午後5時時点と比べて20銭前後のドル安・円高となっている。

 18日のニューヨーク外国為替市場でドル円相場は1ドル=114円61銭近辺と、前日のニューヨーククローズとほぼ同水準で取引を終えた。米国債利回りの上昇を背景にしたドル全面高と株安を受けたリスク回避の円高が拮抗し、114円台半ばの小幅なレンジ内での推移が続いた。序盤に114円46銭付近まで軟化する場面がみられたものの、東京市場で付けたこの日の安値114円45銭付近の更新には至らなかった。

 東京市場のドル円は114円71銭付近までじり高。米10年債利回りが時間外取引で1.88%台まで上昇するなか、ドル全面高の流れが続いている。なお、日経平均株価は500円超まで下げ幅を広げているものの、これを受けたリスク回避の円高は限定的。黒田日銀総裁が18日の会見において「金融政策の変更を考えていない」と明言したことで、円は買われにくい地合いとなっているようだ。

 ユーロは対ドルで1ユーロ=1.1327ドル付近と前日の午後5時時点と比べて0.0070ドル前後のユーロ安・ドル高、対円では1ユーロ=129円96銭付近と同1円00銭前後のユーロ安・円高で推移している。

出所:MINKABU PRESS
配信元: みんかぶ