イズミ、今期経常を一転4%減益に下方修正

配信元:株探
投稿:2022/01/11 15:00
 イズミ <8273> が1月11日大引け後(15:00)に決算を発表。22年2月期第3四半期累計(3-11月)の連結経常利益は前年同期比6.3%減の237億円に減った。
 併せて、通期の同利益を従来予想の368億円→346億円(前期は360億円)に6.0%下方修正し、一転して4.1%減益見通しとなった。

 会社側が発表した下方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した9-2月期(下期)の連結経常利益も従来予想の205億円→183億円(前年同期は194億円)に10.7%減額し、一転して5.4%減益計算になる。

 直近3ヵ月の実績である9-11月期(3Q)の連結経常利益は前年同期比13.3%減の75.2億円に減り、売上営業利益率は前年同期の5.0%→4.8%とほぼ横ばいだった。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
  第3四半期累計期間においては、昨年からの新型コロナウイルス感染症の影響が一巡し、消費環境には 一時回復傾向が見られたものの、再び断続的な感染拡大に伴う緊急事態宣言等の発令、変異株ウイルスの流 行など、社会・経済活動の本格的回復には至らず、先行き不透明な状況が継続しております。また、夏場の 記録的な大雨・長雨・低気温などの天候不順なども加わり消費環境は低調に推移いたしました。ワクチン接 種の進展とともに人出が回復するとの想定を好機と捉え、生活の正常化へ向けた需要への対応を図った一方、 盆時期の帰省客の減少、記録的な天候不順も重なったことも相まって、特に大型商業施設への人出が大きく 減少いたしました。秋口以降における緊急事態宣言の解除、気温低下にともなって一部に明るい兆しもあり 本格回復への道筋を辿ってはいるものの、新たな変異株ウイルスの流行による行動制限や不要不急の外出抑 制が再び懸念されるなど、収束時期は依然として見通しにくく、先行き不透明な状況は継続すると想定して おります。 今般、第3四半期累計期間の業績動向を踏まえ、その他の現時点において入手可能な情報や予測等も勘案 し、業績予想を修正することといたしました。
配信元: 株探

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