上層相場をキープ「閑散に売りなし」
先週末の米国株式市場はクリスマスで休場。日経平均先物(3月限)の寄り付き前の気配は 28750 円あたりで推移している。したがって、本日の日経平均はやや堅調スタートを想定。上値を試すものと思われる。
先週末の日経平均は買い一巡後にやや上値の重い形。マイナス圏に沈んだものの、上昇相場をキープしている。本日は堅調スタートから再び上値を試す展開となりそうだ。
東京株式市場は手掛かり材料難の閑散相場。完全に年末モードであり、市場参加者は少ない。そのようななか「閑散に売りなし」とばかり、ゆっくりと上値を試す動きとなるだろう。30日の大納会に向けて、「掉尾の一振(とうびのいっしん)」といきたいところだ。
個人投資家が気になる IPO ラッシュは峠を越えている。「出口」が見えてきたことで、新興市場の需給改善を見越して、先回り的な買いも入ってくるだろう。マザーズ指数の上値は重いものの、チャートは強気形状へと変化。リバウンド相場が期待できる。いわゆる「セリング・クライマックス」は通過したようであり、投資家は徐々に買い安心感を強めていくだろう。年明けの上昇相場に向けて、ここは銘柄を仕込みたいところだ。「株を枕に・・・」のパターンである。
個人投資家の懐はかなり痛んでいる。松井証券店内の信用評価損も 30%を超え、日経平均以上のダメージを受けている。一部の銘柄は強制的な損切りに遭い、割安に放置されている。そういった銘柄を買っておけば、年明けに大きなパフォーマンスが見込めることになる。投資家は歯を食いしばって、この流れに乗るようにしたい。
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