NY株式市場(29日)ダウ平均は過去最高値更新の反動から利益確定売り圧力強まるか⁈ー9月コアPCE価格指数は予想を下回る
29日のニューヨーク株式市場でダウ平均は売り先行で取引が始まりそうだ。
ニューヨーク株式市場では、本格化している主力企業の決算発表で注目されていたアップルとアマゾンの決算が低調だったほか、主要3株価指数が前日に揃って過去最高値を更新した反動から利益確定売りが出やすい相場環境となろう。ダウ平均は、寄り付きで週末要因も重なり節目の3万5600ドル割れを試す局面が見られそう。
取引開始前に発表された9月のコアPCE(個人消費支出)価格指数は、前年比で+3.6%と市場予想(+3.7%)を下回った一方で同じく取引開始前に発表された7-9月期雇用コスト指数は前期比で+1.3%と市場予想(+0.9%)を上回ったことから、インフレ懸念はくすぶることになりそうだ。
このほか主力企業の決算発表はアップルとアマゾン決算を通過したことでおおむね峠を超えたことから、相場の関心は来週2日から始まるFOMCの結果判明にほぼ集中しよう。このためダウ平均は、徐々に買い見送りムードが強まりやすい相場展開となりそうな1日となる。
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