新興市場銘柄ダイジェスト:DMPは急伸、ホープがストップ高

配信元:フィスコ
投稿:2021/08/12 16:03
<3652> DMP 2027 +299
急伸。アミューズメント市場向け画像処理半導体「RS1」で9.79億円の大型受注を獲得したと発表している。これまでのRS1の売上高は通期予想を上回っており、業績予想に与える影響を精査するもよう。22年3月期第1四半期(21年4-6月)の営業損益は製品事業などが伸び、0.95億円の赤字(前年同期実績は1.14億円の赤字)に縮小した。通期予想(2.50億円の赤字)は11日時点では変更していない。

<6195> ホープ 746 +100
ストップ高。22年6月期の営業損益予想を4.79億円の黒字(前期実績68.97億円の赤字)と発表している。エネルギー事業の市場調達価格を予想した結果、売上原価が低減して黒字に転換する見込み。年間配当予想は未定(前期は無配)。前期は広告事業が堅調だったものの、エネルギー事業で日本卸電力取引所(JEPX)の電力取引価格が想定よりも高止まりしたため、想定した利益水準に届かなかった。

<3900> クラウドW 1440 +7
急伸。21年9月期の営業損益を従来予想の3.00億円の黒字から4.37億円の黒字(前期実績3.64億円の赤字)に上方修正している。マッチング事業で提供するオンライン人材の需要が拡大し、好調に推移しているため。第3四半期累計の営業損益は4.37億円の黒字で着地した。マッチング事業で業績予想を上回る営業利益を計上したようで、これらを好感する動きが優勢に。

<6614> シキノハイテック 3275 +205
大幅に反発。22年3月期の営業利益を従来予想の2.15億円から2.80億円(前期実績2.03億円)に上方修正している。高付加価値案件に対する取り組みやコスト低減の成果が表れていることに加え、半導体デジタル設計受託の堅調な推移を織り込んだ。IoT-PLC通信モジュールや画像センシング用カメラ、半導体後工程商材の受注回復、半導体不足への対応準備なども利益を押し上げる見通し。

<4069> BlueMeme 2300 +278
大幅に反発。22年3月期第1四半期(21年4-6月)の営業利益を0.74億円(前年同期実績は非開示)と発表している。受託開発サービスや技術者向けトレーニングを提供するプロフェッショナルサービスで、システム受託開発やコンサルティングが拡大した。ソフトウェアライセンス販売も堅調に推移した。通期予想は2.36億円で据え置いた。進捗率は31.4%となっており、第1四半期の順調な滑り出しが好感されているようだ。

<2370> MDNT 85 +1
大幅に4日続伸。21年9月期の営業損益を従来予想の17.75億円の赤字から10.63億円の赤字(前期実績9.26億円の赤字)に上方修正している。事業構造改革の徹底・強化で売上原価や販管費が減少した。研究開発費の執行遅延なども赤字縮小に寄与する見込み。また、投資事業組合運用益2.09億円の営業外収益計上などを受け、純損益予想を17.68億円の赤字から8.18億円の赤字(同8.42億円の赤字)に引き上げている。 <ST>
配信元: フィスコ

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