新興市場銘柄ダイジェスト:Appierは急騰、オリコンがストップ高

配信元:フィスコ
投稿:2021/08/06 16:22
<4800> オリコン 1041 +150
ストップ高。前日に第1四半期の決算を発表、営業利益は前年同期比69.3%増の3.56億円で着地した。コミュニケーション事業が前年同期と比べ大幅な増収となり、データサービス事業も好調に推移したようだ。通期予想は前期比16.2%増の12.30億円で据え置き。併せて、10万株(1.50億円)を上限として自社株買いの実施を発表した。発行済株式総数(自社株を除く)に対する割合は0.73%で、株主還元の充実や機動的な資本政策の遂行を可能にすることを目的とした。

<4180> Appier 1569 +271
急騰。21年12月期の営業損益を従来予想の15.51億円の赤字から13.02億円の赤字(前期実績15.78億円の赤字)に上方修正している。新規顧客の獲得や既存顧客の拡大が予想を上回って推移しているため。第2四半期累計は7.83億円の赤字(前年同期実績は9.45億円の赤字)となった。効率的なマーケティングキャンペーンが可能になったほか、売上総利益率の高いサービスが堅調に推移し、赤字幅が縮小した。

<4918> アイビー 824 -150
ストップ安。22年3月期第1四半期の営業損益を4.26億円の赤字(前年同期実績は4.09億円の赤字)と発表している。売上総利益は増加したものの、今秋発売の大型新製品関連の販売促進費が増加したことから赤字幅が拡大した。通期予想は5.00億円の黒字で据え置いた。同社株は短期間に急騰した後、売り優勢の展開が続いており、第1四半期決算を受けて材料出尽くし感も重なったようだ。

<7855> カーディナル 673 +100
ストップ高。山田弘直社長の持ち株比率が100%を占める山田マーケティング(大阪市)がマネジメント・バイアウト(MBO、経営陣による自社買収)の一環として公開買い付けを実施すると発表している。買い付け価格は1株につき851円(5日終値は573円)。買い付け期間は6日から9月21日まで。カーディナルの非公開化を企図しており、同社株は上場廃止となる予定。カーディナルは賛同の意見を表明している。

<7089> フォースタ 1910 +400
ストップ高。22年3月期の営業利益を従来予想の1.80億円から4.50億円(前期実績1.58億円)に上方修正している。スタートアップ企業からの求人需要が拡大傾向にあるほか、企業への集中的な営業活動などでタレントエージェンシー受注高が当初の予測を上回る水準で推移しているため。第1四半期(21年4-6月)の営業利益は前年同期比215.5%増の1.41億円で着地している。

<4483> JMDC 6140 +440
大幅に続伸。22年3月期第1四半期(21年4-6月)の営業利益を前年同期比131.4%増の8.26億円と発表している。ヘルスビッグデータで取引先健康保険組合数や健康情報プラットフォームの発行ID数などが伸長した。遠隔読影サービスの活用が拡大したことに加え、電子薬歴レセコン一体型システムの販売開始も利益倍増に貢献した。通期予想(前期比16.4%増の43.00億円)に変更はない。 <ST>
配信元: フィスコ

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