NZドル円はじり高、ポンドはロックダウン延長報道に反応薄=東京為替前場概況

著者:MINKABU PRESS
投稿:2021/06/14 11:48
 東京外為市場、米10年債利回りの小幅上昇を背景に、ややドル買い優勢で週明けの取引を開始した。ドル円は109.83円付近まで上昇し、ユーロドルは1.2095ドル付近まで下落。ただ、いずれも前週末の高値、安値を抜けられず、中盤はドル高が一服している。アジアの多くの市場が休場であることもあり、模様眺めの様相が強い。

 NZドル円は78.40円付近までじり高。ドル高の地合いの中でも、NZドル/ドルも底堅さをみせている。ニュージーランド経済研究所(NZIER)が朝方、同国の経済予測(短期的な成長見通し)に関して、最新のコンセンサスは上方修正されていると指摘したと伝えられており、材料視されているもよう。

 ポンドドルは1.4110ドル台、ポンド円は154.90円前後でもみ合い。英紙が新型コロナウイルスの新規感染者数などを踏まえて「英政府は4週間のロックダウン(都市封鎖)延長を承認へ」と報じているが、反応は限定的のようだ。

 日経平均株価は反発。前引けでは前営業日比160.79円高の2万9109.52円となった。

 午前11時30分現在では、ドル円は1ドル=109.72円、ユーロドルは1ユーロ=1.2103ドル、ユーロ円は1ユーロ=132.79円、ポンド円は1ポンド=154.89円、豪ドル円は1豪ドル=84.52円、NZドル円は1NZドル=78.37円、スイス円は1スイスフラン=122.11円、カナダ円は1カナダドル=90.29円付近で推移している。

MINKABU PRESS

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