6月第1週の投資主体者別売買動向が発表されました。
注目の海外投資家は1282億円の売り越しとなっており、今の日本株の上値の重さは海外投資家の日本株売りが原因となっていることがわかります。一方、個人投資家は1575億円の買い越しとなっており、6月はボーナス月ということもあり個人投資家の買いが目立っています。
海外投資家はこのまま日本株を売ってくるのか?それとも再度買ってくるのか?その見極めのポイントとなってきそうなのが米国株です。
米国株はSP500が高値まであと0.44%、ダウ指数があと1.87%、ナスダック指数があと2.16%の水準に位置しています。これまで金利上昇懸念から米国ナスダック指数の出遅れ感が強かったのですが、徐々に他の指数との差が縮まっており、3指数ほぼ同時に高値更新の可能性も出てきました。米国株全体見ると、景気回復期待から株式市場の好調は続いている一方、高値目前にして利食い売りが出やすい局面に入っています。
この流れを受けて日経平均株価も29000円を超えてくると戻り売りに押されているような印象です。
一方、出遅れ感があった米国ナスダック指数が回復してくるのと同じように大きく出遅れているマザーズ指数も回復しつつあります。今は、日米ともに出遅れ感のある新興市場に買いが入っているようですが、大型株が戻り売りをこなして高値更新してくると再度大型株主導の相場になりそうです。
今は日米ともに戻り売りが強い相場となっていますが、米国株の高値更新とともに日本株の雰囲気もがらっと良く変わってくる可能性があります。今のうちにしっかりと準備しておきましょうね。
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