米国株見通し:買い継続か、GDPの上方修正なら一段高も

配信元:フィスコ
投稿:2021/02/25 15:15
(14時50分現在)
S&P500先物      3,931.38(+8.88)
ナスダック100先物  13,337.50(+35.50)


グローベックス米株式先物市場でS&P500先物、ナスダック100先物は小幅高、NYダウ先物は100ドル高。NY原油先物(WTI)も上昇を維持し、本日の米株式市場は買い先行となりそうだ。


24日の取引で主要3指数は堅調。4日続伸のダウは前日比424ドル高の31961ドルと、過去最高値を更新した。一時32000ドル台に浮上。新型コロナウイルスの新規感染者を抑制するなか、ワクチン供給が経済の早期正常化に導くとの観測から買い優勢に。また、パウエル連邦準備制度理事会(FRB)議長が2日間の議会証言で足元の米国経済の回復に慎重な見方を示し、緩和的な金融政策の長期化を期待した買いが指数を押し上げた。


本日も買い優勢か。直近の小売売上高は改善を示しており、今晩発表の10-12月期国内総生産(GDP)改定値が上方修正されれば回復を先取りした買いが先行しそうだ。拡大基調の住宅を含め、幅広い買いが予想される。長期金利の上昇一服で金融関連は買いが入りづらいが、ハイテク関連への買戻しで強気相場が見込まれる。一方、FRB当局者のハト派姿勢やバイデン政権による景気対策の早期実施への期待も、引き続き買いを支援しよう。



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配信元: フィスコ