背景にある3つの理由とは・・・
日本株が好調です。日経平均株価は30年半ぶりに30000円台の大台を達成し、
メディアでは「日経平均株価バブル時の高値更新か?」といった内容が報じられ始めました。
日経平均株価が1989年12月29日につけた「38915円87銭」を超える可能性があるのでしょうか。私は可能性があるのではないかと考えています。
その理由としては3つあります。
ひとつめはコロナウイルスによる景気悪化からの景気回復が顕著だということです。
企業の第3四半期決算を見る限り総じて上場企業の業績は「予想よりも良い」結果となっています。もちろんコロナの影響を大きく受けている業種もあるのですが、それらの企業も「想定していたほど悪くない」状況です。
これからワクチンが普及し経済活動が活発になってくれば、来期はかなりの企業が増収増益となりそうです。「日本企業の業績が良い」これがひとつめの理由となります。
ふたつめは「PERでみても割高ではない」ということです。
日経平均株価のPERは約22倍で、金利と比較すると依然相対的に割安です。
日経平均株価が30000円の大台にのってもまだ割安感がある状況になっています。今の低金利を考えると日経平均株価は39000円台にのせてもおかしくはないでしょう。
3つ目は米国株も高値を更新していることです。
89年のバブル時と今の日本株市場を見比べると、外国人投資家の比率が大きくなったことが挙げられます。
外国人投資家のメイン市場は米国株です。その米国株は長期で上昇トレンドが続いており、日本株も米国株と連動する形で上昇トレンドが継続してもおかしくはありません。
ざっくりこの3つの要因で、今の日本株は「バブルの前夜」にあたる可能性がありそうです。もちろんこれは楽観的なシナリオなので外れる可能性も高いかもしれませんが、今のビットコインのように日本株がここから更に上がる可能性もあるということを頭の片隅に入れておくといいかもしれませんね。
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