日経平均株価とマザーズ指数はどっちが有利?【西村剛】

著者:西村剛
投稿:2020/12/02 19:00

日経平均株価が12月に入り少し伸び悩んできました・・・

日経平均株価は、さすがに11月に15%上昇、27000円の大台に到達しそうな勢いで上昇してきたということもあり、「そろそろ天井だろう」という投資家が増え、利益確定の売りに押され始めたのかもしれません。
ただ、直近このようにもたついているおかげで少しずつ改善していることがあります。

それは「過熱感」です。

過熱感を見るRSI(9日)は68%まで低下しており、一時の90%越えを考えるとだいぶ薄れてきました。今の水準を保ちながら過熱感がもう少し薄れてくると再度大型株に注目が集まるのではないかと考えています。

一方、10月からの調整局面が続いていたマザーズ指数に関しては11月末のRSI(9日)50%から80%まで上昇している状況です。日経平均株価が大きく上昇し、相対的に出遅れ感のあったマザーズ銘柄に再度資金が入ってきているのでしょう。

このように今の相場は11月までは大型株有利の状況から再度マザーズ有利の状況に変わりつつあります。短期的にはマザーズ有利も、マザーズが再度天井を打ったタイミングで大型株が上昇するといったように資金は循環していきます。

資金がどのように循環していくかを考えるにあたって日経平均株価、マザーズ指数のRSIもぜひ日々確認しておいてくださいね。

西村剛
フェアトレード株式会社 代表取締役
配信元: 達人の予想