午後:債券サマリー 先物は小幅続落、10年債入札を控え動意薄
30日の債券市場で、先物中心限月12月限は小幅続落。月末で積極的な売買が手控えられたほか、あすの10年債入札を控えた動きにくさもあった。
債券先物は小安く始まり、その後も明確な方向感は出なかった。国内外で新型コロナウイルスの新規感染者が増加していることが下支えとなっている半面、第3次補正予算の規模拡大による国債増発への警戒感が重荷となっている様子。日銀は午前に「残存期間1年以下」「同3年超5年以下」「同25年超」を対象とする国債買いオペを通知したが、買い入れ額は前回と同額とあって材料視する向きは少なかった。午後に入っても手掛かり材料難から模様眺めムードが強く、持ち高を一方向に傾ける動きは乏しかった。なお、日銀オペの結果は「残存期間3年超5年以下」の応札倍率が前回を下回った一方、「同1年以下」と「同25年超」の倍率は前回から上昇した。
先物12月限の終値は前週末比2銭安の152円03銭となった。現物債市場で10年債の利回りは、前週末比0.005%上昇の0.030%だった。
出所:MINKABU PRESS
債券先物は小安く始まり、その後も明確な方向感は出なかった。国内外で新型コロナウイルスの新規感染者が増加していることが下支えとなっている半面、第3次補正予算の規模拡大による国債増発への警戒感が重荷となっている様子。日銀は午前に「残存期間1年以下」「同3年超5年以下」「同25年超」を対象とする国債買いオペを通知したが、買い入れ額は前回と同額とあって材料視する向きは少なかった。午後に入っても手掛かり材料難から模様眺めムードが強く、持ち高を一方向に傾ける動きは乏しかった。なお、日銀オペの結果は「残存期間3年超5年以下」の応札倍率が前回を下回った一方、「同1年以下」と「同25年超」の倍率は前回から上昇した。
先物12月限の終値は前週末比2銭安の152円03銭となった。現物債市場で10年債の利回りは、前週末比0.005%上昇の0.030%だった。
出所:MINKABU PRESS
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