ケイアイスター不動産(3465)業績拡大期待を背景に上値追い、上場来高値も視野に◆あすなろ投資顧問 加藤あきら◆

著者:加藤あきら
投稿:2020/09/30 08:25

業績拡大期待を背景に上値追い、上場来高値も視野に

事業内容】
 首都圏で分譲住宅、注文住宅やリフォームなど多角的な不動産事業を展開。規格型注文住宅はフランチャイズ展開も行っており、販促活動を強化。高品質・低価格の住宅提供に注力、主力の分譲住宅事業が引き続き業績を牽引することが見込まれる。

【業績面】
 業績面においては8/11に第1Q決算発表を行い、売上高は8.2%増収、営業利益は20.9%減益での着地だが、あわせて開示された今期業績見通しは売上高7.7%増収、営業利益10.5%増益と6期連続となる最高益更新が見込まれている。配当も12円上乗せの88円に増配予想。元来、下期偏重の業績推移となりやすいことに加え、戸建住宅の需要拡大から契約金額が前年比134%と増勢から一定の上振れ可能性を内包する。

【株価動向】
 株価は4/6に安値968円をつけた後は5月の前期本決算発表を機に動意づいて戻りを試す展開に、6月には200日移動平均線を回復して1700円台の値固めを完了させた。上記決算発表と前後して保ち合いを上放れる動きとなり、足元では2700円台に乗せるなどして年初来高値を更新してきている。2018年1月の上場来高値3245円を視界に捉え、なおも増勢を強める展開が期待される。

配信元: 達人の予想

関連銘柄

銘柄名称 株価 前日比
3,745.0
(09:36)
+15.0
(+0.40%)