共和電、上期経常を37％下方修正、配当は12円を未定に変更

　共和電業 <6853> が8月5日大引け後(15:00)に業績・配当修正を発表。20年12月期第2四半期累計(1-6月)の連結経常利益を従来予想の7.2億円→4.5億円(前年同期は7.7億円)に37.1％下方修正し、減益率が7.5％減→41.8％減に拡大する見通しとなった。
　なお、20年12月期の業績予想を取り下げ、未定に変更した。

　同時に、従来12円を計画していた期末一括配当を未定に変更した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　(1)第２四半期連結累計期間　売上高につきましては、高速道路向け設置型車両重量計や高速鉄道向け台車温度検知装置の大型物件による増収要因があったものの、新型コロナウイルス感染拡大に伴う経済活動の停滞により、汎用品の需要が低調となったことから当初予想を下回る見込みとなりました。　利益につきましては、販売費及び一般管理費の抑制に努めたものの、汎用品の販売減少に伴い原価率が上昇した結果、当初予想を下回る見込みとなりました。(2)通期　売上高につきましては、新型コロナウイルス感染拡大への影響による世界経済の停滞が依然継続し、当社ユーザーにおいても先行き不透明感によって設備投資が一段と慎重な状況となっております。新型コロナウイルス感染拡大が収束の見通しが立たず、深刻さがより増大することが懸念されます。以上より経済活動の本格的な回復時期は不透明であることから、現時点で通期業績予想を合理的に算定することは困難であると判断し、通期業績予想を未定とさせていただきます。今後、合理的な算定が可能となりました時点で速やかにお知らせいたします。

　　通期業績予想に記載いたしましたとおり、現時点で通期業績予想を合理的に算定することは困難であると判断し、１株当たり配当予想を未定とさせていただきます。今後、合理的な算定が可能となりました時点で速やかにお知らせいたします。