<注目銘柄>=共和電、洋上風力・防災向けの需要は拡大へ
共和電業<6853.T>のレンジ上抜けを期待したい。同社は物体のひずみ具合を計測するセンサーである「ひずみゲージ」の大手。自動車の衝突試験システムのほか、鉄道やダム、トンネルといったインフラ領域で同社の製品は活用されている。24年12月期の売上高は前期比5.4%増の157億円、経常利益は同6.9%増の12億5000万円、最終利益は同0.2%増の9億円を計画。第3四半期累計(1~9月)の受注高は、航空宇宙分野やダムなど土木関連分野で増加し、前年同期比3.8%増の114億9700万円となった。
11月1日に政府は防災庁設置準備室を発足させた。災害に強い社会インフラを構築しようとする機運の高まりは、構造物の変化を迅速に察知できる同社の計測システムの需要を押し上げることとなるとみられている。洋上風力発電所の整備拡大に向けた潮流や、宇宙関連での民間企業の研究開発活動の広がりも、同社の事業には追い風となる。配当利回りは3.8%台とまずまずの水準。9月以降のレンジ相場の高値436円を明確に上抜けた場合は、5月8日の年初来高値477円まで節目らしい節目は存在せず、反転攻勢に拍車が掛かりそうだ。(碧)
出所:MINKABU PRESS
11月1日に政府は防災庁設置準備室を発足させた。災害に強い社会インフラを構築しようとする機運の高まりは、構造物の変化を迅速に察知できる同社の計測システムの需要を押し上げることとなるとみられている。洋上風力発電所の整備拡大に向けた潮流や、宇宙関連での民間企業の研究開発活動の広がりも、同社の事業には追い風となる。配当利回りは3.8%台とまずまずの水準。9月以降のレンジ相場の高値436円を明確に上抜けた場合は、5月8日の年初来高値477円まで節目らしい節目は存在せず、反転攻勢に拍車が掛かりそうだ。(碧)
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