7月13日のNY為替概況

配信元:フィスコ
投稿:2020/07/14 05:16
   13日のニューヨーク外為市場でドル・円は107円10銭から107円32銭まで上昇して引けた。ウイルスワクチン開発で一段の進展が見られたためリスク選好の円売り優勢で始まった。その後、米国6月の財政赤字が過去最大に達したほか、カリフォルニア州が再び劇場やレストランなどの室内の営業を閉鎖する決定をしため回復見通しが悪化し、リスク選好の動きが後退し伸び悩んだ。


ユーロ・ドルは1.1324ドルから1.1375ドルまで上昇して引けた。ドイツの6月卸売物価指数が5カ月ぶりのプラスに改善したことを好感したユーロ買いが継続。その後、質への逃避のドル買いも強まり伸び悩んだ。

ユーロ・円は121円40銭から121円97銭まで上昇。


ポンド・ドルは1.2639ドルまで上昇後、1.2551ドルまで下落した。戻り高値からは英国中銀がマイナス金利を導入するとの思惑が根強く、欧州連合(EU)との離脱交渉で通商交渉が難航していることを嫌気したポンド売りも見られ引き続き上値が抑えられた。


ドル・スイスは0.9438フランまで上昇後、0.9398フランまで下落した。
 [経済指標]・米・6月財政収支:-8641億ドル(予想—8630億ドル、19年6月:-84.77億ドル) <KY>
配信元: フィスコ