9日のドル・円は東京市場では108円82銭から109円06銭まで反発。欧米市場でドルは108円96銭まで買われた後に108円21銭まで下落し、108円49銭で取引終了。
本日10日のドル・円は、108円台で推移か。欧米主要市場は聖金曜日の祝日のため、休場となることから、主要通貨の為替取引は動意薄となる見込み。
9日のニューヨーク市場では、安全逃避的な取引が活発となり、金先物は7年ぶりの高値をつけた。米国債利回りは反落。先週分の米新規失業保険申請件数が市場予想を上回ったことや、4月のミシガン大学消費者信頼感指数の大幅な低下が材料視されたようだ。米国株式は続伸したが、原油安を嫌気してNYダウの上げ幅は縮小した。
ウイルス感染の拡大が憂慮されているが、米国政府の大規模な経済支援策への期待は持続しており、金融市場の混乱はある程度収まったとみられる。ただし、今後発表される米国の主要経済指標の大幅な悪化は避けられないことから、ウイルス感染がピークを過ぎても安全逃避的な取引がすみやかに縮小するとは限らない。為替については、一部関係者がドル安進行の可能性があると指摘している。「金先物の大幅な上昇や米長期金利の伸び悩みはドル安進行を示唆する現象」との声も聞かれている。
<CS>
本日10日のドル・円は、108円台で推移か。欧米主要市場は聖金曜日の祝日のため、休場となることから、主要通貨の為替取引は動意薄となる見込み。
9日のニューヨーク市場では、安全逃避的な取引が活発となり、金先物は7年ぶりの高値をつけた。米国債利回りは反落。先週分の米新規失業保険申請件数が市場予想を上回ったことや、4月のミシガン大学消費者信頼感指数の大幅な低下が材料視されたようだ。米国株式は続伸したが、原油安を嫌気してNYダウの上げ幅は縮小した。
ウイルス感染の拡大が憂慮されているが、米国政府の大規模な経済支援策への期待は持続しており、金融市場の混乱はある程度収まったとみられる。ただし、今後発表される米国の主要経済指標の大幅な悪化は避けられないことから、ウイルス感染がピークを過ぎても安全逃避的な取引がすみやかに縮小するとは限らない。為替については、一部関係者がドル安進行の可能性があると指摘している。「金先物の大幅な上昇や米長期金利の伸び悩みはドル安進行を示唆する現象」との声も聞かれている。
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