4月2日のNY為替概況

配信元:フィスコ
投稿:2020/04/03 04:03
 2日のニューヨーク外為市場でドル・円は107円02銭まで下落後、108円09銭まで上昇して引けた。米国の週次新規失業保険申請件数が前週のほぼ倍の664.8万件と過去最多に達し、経済への警戒感がひろがりドル売り・円買いが優勢で始まった。その後、トランプ大統領がロシアとサウジアラビアの減産を示唆したことを背景にした原油価格の反発で投資家心理が改善したためドル買い・円売りが強まった。

  ユーロ・ドルは、1.0915ドルから1.0821ドルまで下落して引けた。域内の景気悪化を織り込むユーロ売りが継続。

  ユーロ・円は116円35銭まで下落後、117円49銭まで上昇した。

  ポンド・ドルは1.2455ドルから1.2349ドルまで下落。

  ドル・スイスは0.9666フランから0.9750フランまで上昇した。

   _[経済指標]・米・先週分新規失業保険申請件数:664.8万件(予想:376.3万件、前回:330.7万件←328.3万件)・米・失業保険継続受給者数:302.9万人(予想:494.1万人、前回:178.4万人←180.3万人)・米・2月貿易収支:−399億ドル(予想:-400億ドル、1月:−455億ドル←-453億ドル)・米・2月製造業受注:前月比0%(予想:+0.2%、1月:-0.5%)・米・2月耐久財受注改定値:前月比+1.2%(予想:+1.2%、速報値:+1.2%)・米・2月耐久財受注(輸送用機除く)改定値:前月比−0.6%(予想:-0.6%、速報値:-0.6%)・米・2月製造業出荷・資本財(航空機を除く非国防)改定値:前月比−0.8%(予想:-0.8%、速報値:-0.7%)

   <KY>
配信元: フィスコ